ディレクターとおっぱい

とある六本木の中間の町にて。

毎月上司であるディレクターS田さんとふたりで
あるweb番組の撮影に行っているのだが、その、番組オンエア直前。
準備も終わり、スタジオが空くのを待っている時間。



楽屋近くに、余所のスタッフが置いて行ったであろう、
おっぱい型のまるいボールみたいなおもちゃがあり、
それを嬉々としていじくり倒すS田さん。

ぶにーーー。ぐにーーーーっと。
それをへらへら見てる俺。

過剰に変形するおっぱいをみて、
一抹の不安が芽生え、少し距離をとる。

と、その瞬間、
『ぶりゅりゅ!』と鈍い音をたておっぱい爆発。


『ぼとぼとっ』

「……………」

『でろーーーん』

「うぅ〜〜〜〜わぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!」

「アハははははははは!!!!」


その日は別件の打ち合わせのため、
偶然スーツだったのだが、
もののみごとにゲル状のおっぱいのなかみでデロデロに。

したたり落ちるおっぱい。

結局その日はデロデロのまま撮影に挑み、
帰社後もデロデロのまま働いておりました。


いやぁ、ディレクターって大変だな。